百道浜のマンション住まいから、
愛犬①のために一戸建てへ移った友人より
愛犬①の危篤状態を知らせるメールが届いた。
昨年から寝たきりになっていて
夏頃見舞った時の印象は
なんというか、剥製だったので
言葉が出なかった。
飼い主が元気なら、しっぽたちは間違いなく先に逝く。
絶対。
マーサ、ピッピ、かりん。
私が送った3匹の我が家のしっぽたち。
特にかりんは
私自身がまだその死に固く封印
思い出さないようにしている状態だから
月並みな言葉さえ出なかった。
何を言っても言葉がうわすべりして
どれも不適切。
たたみかけるように
連続して来るメールに返信できないでいた。
友達甲斐のない奴だと自嘲しながら
電話したら
出ない。
その後
「旅立ちました」
のメール。
さらに
「愛犬②が愛犬①をさがすのがつらい」とも。
残されたしっぽは、相方をさがす。
覚えがある。
そして空を見つめたりする。
頻繁に。
次の日、友人宅へ行き
しっぽたちの話しをして帰ると
1時間後
感謝メールと共に
大量の画像が送られてきた。
彼女なりの通過儀礼なんだろう。
あの子たちは
どうしたって私たちより先にいくんだから…
「節ちゃんはあと4回もそんな目にあうんだぞ。」
と言ったのは彼女の夫。
うけとめてみせる!